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今日ネットでニュースを見ていたら、見慣れた写真を見つけたので、目を引きました。
ちなみに、画面はこんな感じ。


スクリーンショット 2012-08-03 16.27.24



パプアヒクイドリ。
隊員間ではヒクイドリというより、ピジン語で、カソワリと呼ばれることが多いこの鳥。
パプア人からは、よく危険だと聞いていたのですが、まさか、
「世界一危険」
という見出しで、日本のニュースで紹介されるとは思いませんでした笑

このヒクイドリ。パプアでは珍しい鳥ではなく、植物園などでたびたび目にします。
ダチョウよりは小さいものの、高さは1m位なので、なかなかの迫力。
とはいえ、檻の中にいる分にはそんなに恐ろしくはないのですが、パプア人曰く、ブッシュ(ジャングル)の中で遭遇すると最も危険な獲物らしいです。

なんでも、普通の獲物は人間のにおいを嗅ぐと逃げてしまうそうですが、この鳥は襲いかかってくるとのこと。
普通鳥というと突いてくるイメージがありますが、なんでもこの鳥の場合一番恐ろしいのは「蹴り」だそうで、対象に対して加速した後、両足でドロップキックをかましてくるらしいです。

まぁパプア人情報なので詳しいことはわからないのですが、以前働いていた飼育員がドロップキックを受けて、しばらく胸に足の跡が残っていたという話なので、相当に強力なのでしょう。

とまぁそのような鳥なのですが、今まで書いていて思ったのは、1途上国のはずのパプアですが、以外と世界一が多いということ。
曰く、
世界一言語が多い国だとか、
世界一仕事がしにくい国だとか、
世界有数に地価が高い国(ニューヨーク以上らしいです)だとか
きっと他にもあるんでしょう。

それだけパプアが異彩を放っているということなのかもしれませんね。
なんとなく負の世界一が多いような気もしますが笑
Lukim yu gen
内容はタイトルそのままですが、今日待ちに待ったエアコンがリハビリ室に配備されました!

何かが新しく購入されたときのブログは毎度同じような文章になってしまいますが、今日はひときわ感無量です。
配属当初にCEO(院長)が
「エアコン2つくらい付けようぜ!」
と軽く約束してから、着手したのが今年になってから。

その後も、購入したエアコンがオペ室に奪われたり、新しい電源を作るためのコードが無いので注文したり、購入したはずの電源のソケットが間違っていたりなどの苦労が様々ありましたが、ようやく完成。

今までエアコンだけで費やした時間をつなげればどのくらいになるのか途方もない時間がかかっているので、本当に感無量。
もう表現する言葉がないといった具合です。

ともあれ、これからは、涼しいオフィスでオフィスワークができ、汗を流すことなくリハビリができるというわけです。

と、こう聞くと、このエアコンを付けるという作業。
結局は自分の住環境をよくするためだろ!と思われるかもしれません。

が、真の理由は、別にあります。

もしも僕のブログを隈無く見ているコアなファンの方が(もしも)いればわかるかもですが、真の理由は、同僚のルーカスとエルシーの指揮を上げるためです。

冷蔵庫の件でも書きましたが、日本よりよっぽど暑い地域に生まれたときから住んでいるパプア人ですが、暑いと仕事をしません。

それも、暑いだけで、
「Masaki! today is very hot, and my mind is difficult to concentrate honest!」
「(邦訳)マサキ!今日は暑くて、全然集中できないわ!」
と言って、隣のクリニックに避難し、ナースと益体無い話で時間をつぶしてしまうため、エアコンを設置するのは長年の課題だったわけです。

ちなみに、「暑くて仕事ができない」という理由は、最初はただ仕事にいい加減なだけだと思っていたのですが、パプアではそこそこ納得できる理由らしいです。

ともあれ、長年の念願がかなったので、今日はビールでも飲んでお祝い。
明日からは涼しいオフィスで仕事ができるので、ハママストゥルー(とっても幸せ)な一日でした。
Lukim yu gen






今日ほぼすべての工事をしたRex。仕事終わりにビールを進呈したので、ハッピーなご様子
本日、長いこと苦楽を共にした友人の一人が天に召されました。
それは、Fujitsuのノートパソコン。
長いこと。というのは、あくまで気分の問題で、このパソコンを買ったのは、1年前の正月。つまり、僕がパプアに来る直前になります。

パプアに来てから1年6ヶ月になるので、1年半で壊れたことになります。

たった1年半で壊れたと聞くと、大分壊れやすいパソコンだなと思われるかもですが、パプアでは(少なくとも隊員間では)珍しいことではありません。

というのも、電源事情が深刻なパプアニューギニア。
停電は日常茶飯事ですし、電気の送電も一定ではないので、電化製品にはとても良くない環境だとのこと。
特に停電が終わって電気が流れる時には、さらに不安定になるそうなので、いかに日本製品とはいえど、容易に壊れてしまうのです。

という事前情報を、訪パする前からつかんでいたし、このパソコンも当然壊れるもの。として捉えていたので、突然の故障にもそんなに悲壮感はないのですが、問題があるとすれば、映画を見るときに若干見にくいかもしれないということ。

というのも、今使っているメインマシンがMacbook airの11インチなので、書類を打つのは問題ないとしても、この小さな画面で映画を見るのはちょっと・・

まぁ任期も残り少しなので、少し不自由をしろということかもしれませんね。
暇なときに読むはずだった、溜まりに溜まった参考書を片付けるいいチャンスだと思うことにします。
Lukim・・・

と、本当なら、「いやいやちょっと困ったね」で、終わりたいところだったのですが、現在進行形でもっとやっかいな問題にぶつかってしまいました。

それは、いつも仕事用に使っていた外付けハードが起動不能になったこと。

それほど重要度が高いデータが入っていたとも思わないのですが、今まで書いたレポートだとか、レター。
今までこつこつ書いていた、業務日誌がすべてパー。

しかも、ハードディスクに異音がするので調べてみると、こっちもほぼ完全にご臨終のようです。
このハードディスクのバックアップを取っていたのが、件のパソコンだったので、データをサルベージするのはずいぶんと骨が折れそうな予感・・。

いやぁ、こういろいろと問題が続くと、元来脳天気な自分も若干落ち込んできますね。

厄年でも大殺会(古い?)でもなかったはずですが、今年に入ってから、足にできものができて苦しんだり、インドネシア行きの旅行をキャンセルしたり、機械の故障が続いたりすると、自分の生活態度がまずいのではないかとか、お祓いをした方がいいのではないかとか、詮無いことを考えてしまいます。

ちなみに、日本なら困ったときの神頼みで、神社などに行けばいいような気がするのですが、パプアではどこに頼めばいいのでしょうか?

ジーザスクライスは何か違う気がしますし、パプアの精霊というのもなんだか・・

個人的には、パプアの精霊に何かお願い事をすると、割に合わない返礼を払わないといけない気がするのは、パプアニューギニアが、「未だに妖怪が住んでいる地域」(水木しげる談)だからなのでしょうか(笑)
Lukim yu gen



パソコンが壊れたのは、電源つなぎっぱなし(途上国では絶対のタブーです)が原因らしいので自己責任ですが、外付けハードも壊れたのはなぜ!?
先週ずいぶんとひさしぶりにですが、訪問リハに行ってきました。

訪問リハというと、患者の家を訪問するわけですが、日本と違いパプアでは結構な大仕事。

比較的近いビレッジでも、目的の患者や他の患者(パプアでは家にこもっていて、なかなか病院まで出てこないケースが多いのです)を見たり、伝染病の教育などをしていると一日がかりになってしまうことが多いのですが、今回訪問したビレッジは、僻地中の僻地。

コニニナというビレッジなのですが、現地人曰く、
Bush strat!(超ジャングルの中だぜ)
とのこと。

皆々口をそろえてLong we(遠い)と言われていたので、一応覚悟はしていたのですが、その道中。
想像を絶したものになってしまいました。

ちなみに、訪問リハに行くとき必ず持つ荷物があるのですが、
ライト(暗くなった時用)
虫除けスプレー
携帯食(ビスケット)
クロックスのサンダル
などは必携です。
特にクロックスのサンダルは、車で行けるビレッジの中でも、川を歩いて渡る機会が多いので重宝していたのですが・・

今回はそれが裏目に出ました。

今回も訪問リハにはルーカス帯同。
村の名前はわかっても、正確な住居がわかるわけではないので、道中ルーカスが村人に名前を聞きながら向かいます。

何でも聞くと、シーアイという村までは車で行けるのですが、その後は歩きとのこと。
歩きだけならいいのですが、なんでも大きな川(当然ワニもいます)を2つ渡り、その後3つほど村を抜けるとコニニナにつくそうです。

この時点で大分危険な予感はしたのですが、今日訪問しなければ二度と訪れない予感を強く感じるので、いざ出発しました。

まずは川。


この川クムシリバーと言って、オロ州の中でも有数の大きな川で、当然歩いては渡れません。
ルーカスが、バナナを切り倒して、それをフロートにして渡る←至って本気
とのことでしたが、ワニのいる川で、バナナをビート板にしながら泳いで渡るのはシュールすぎるので途方に暮れていたら、とある村人がカヌーを出してくれたので、無事渡河。

その後は永遠と徒歩徒歩徒歩。

最初こそ道が整っていたものの、だんだんと道は荒れていき、道は湿地帯へ。

軽い泥道なら何とか歩けたのですが、ひどくなると膝下10cmくらいまで埋まってしまう道が続きます。

その後は、水に沈んだ丸太の上を永遠と・・

RIMG0016_20120617214248.jpg



多少水に濡れることを覚悟してのクロックスでしたが、ここまでの悪路は想定外のようで、滑ってとても歩けるものじゃありません。

というわけで、途中からはずーっと素足に靴下。

さすがに、パプア人じゃないので、裸足は無理ですが、きっと人間の足は、元々こういうところを歩くようにできているんだなぁと関心してしまいました。

しかし、こんな悪路は生まれて初めてです。

あまりに疲れていたので写真がありませんが、道中のイメージはスターウォーズの、ヨーダのいた惑星ダゴバを想像してもらえるとそんなに違ってはいないはずです。

そんな道を永遠3時間ほど歩くとようやく到着。

久々に患者さんとも再開しました。
この患者さん病院に入院していた時には両足がほぼ完全に麻痺していて、全く歩けなかったのですが、現在は杖を使って一人で歩けるとのこと。

同じ病気になった後歩いている患者は知っていましたが、なかなか良好なので、一安心と言ったところ。

さて帰ろうかと思ったのですが、そろそろ日没。
そして雨。
しかも大粒。

自分は次の日にJICAのオフィサーが来るのでできればその日中に帰りたかったのですが、これでは無理すると命の危険があるので、やむを得ず患者さんの家で就寝となりました。

次の日は夜明けとともに起床。
オフィサーが朝7時半にポポンデッタに到着するので、それまでには最低でも病院のスタッフに電話をしなければなりません。

当然ジャングルど真ん中では携帯も使えないのですが、何でも聞くと山の上でなら電話はできるとのこと。

と言うわけで、2日目は昨日よりもぬかるんでいる道を突き進み、まずは身近な山に登山。


何とか携帯でエルシーにJICAのオフィサーの帯同をお願いして、その後はろくに休むこともなく強行軍。

4時間半を歩き続け何とか車についたときにはへとへとになっていました・・

元協力隊隊員の話では、ビレッジを訪問することが協力隊員冥利に尽きる。だそうですが、とりあえずしばらくは訪問しなくてもいいかなといった心地。
しかし、ああいう道を毎日往復するパプア人。
そのたくましさ恐るべきです。
Lukim yu gen


RIMG0035_20120617214247.jpg
電話をするために登った山頂。この場所を発見した!と嬉嬉と語るパプア人は元気ですが、さすがのルーカスにも疲労の陰が・・



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少年のこぐカヌー。湿地帯や川はカヌーで渡ります。



RIMG0029.jpg
出してもらったご飯。きっと本来はおいしいはずなのですが、塩が切れていたので、味は素材の味のみです

話の前に写真を一つ。




これは、リハビリ室の壁紙。
といっても、日本のチラシなどの切り抜きですが、これはリハビリ室を訪れる子供のために、みんなでつくったものです。

というのも、子供のリハビリ室への恐怖感を少なくするため。

以前のコンクリート打ちっ放しに比べるとずいぶんましになったと思うのですが、それでも子供が初めてリハビリ室に来ると泣き出す子がけっこういます。

たぶん見知らぬ場所に、見知らぬ外人(私です)がいることが主な原因なのですが、これは、その対策の一環。

以前試しに子供用のあめ玉を用意しておいたこともあるのですが、ルーカスとエルシーに全部食べられてしまったので、今回は視覚的効果を狙ってみたわけです。

その効果のほどはというと・・

なんと絶大でした!

まめに外来患者でくる患者さんのひとりで、バーバラという子がいるのですが、この子はなかなか手強い患者のひとり。
リハビリ中に泣き止むことはほとんどなく、僕を見かけただけで大泣きが始まります。

というわけで、最近はエルシーにこの子を見てもらっていたのですが、なんと、この壁紙を貼ってから、彼女の大泣きが激減!
エルシー曰く、なんでもきかんしゃトーマスの写真を指さすと泣き止むとのこと。

なんということもなく選んだ一枚でしたが、まさかの効果を挙げています。

というわけで、最近トーマスに感謝しているのですが、実はこのトーマス。パプアでもよく知られているとのこと。

調べてみると元はイギリスのテレビアニメ(原作は絵本)で、
原題はThomas The Tank Engineとのこと。
いかついネーミングですが、子らからずいぶんと役になってくれそうです。
Lukim yu gen

 

プロフィール

イトウくん

Author:イトウくん
青年海外協力隊で、パプアニューギニアに派遣中のイトウです。
たまにぼちぼち更新してます。自他共に認める筆不精ですが、好意的なコメントは常時募集中。また、厳しいご指摘も、テレパシーで受け付けております。

 
 
 
 
 
 

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